中国市場の下落で欧州通貨に影響出るか

2021.07.28
- 米・パウエルFRB議長の記者会見
- 仏・消費者信頼感指数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードとなった。米国市場に加え、中国市場が大幅下落している。中国当局によるIT・教育業界への規制強化を嫌気し、香港ハンセン指数は5%ほど下落した。米10年債利回りは1.24%と水準を変えずの推移となっている。恐怖指数(VIX)は19.3まで、10%以上上昇している。
米10年債利回りの上値が重く、米ドルの上値も重たい状態となっている。ユーロ米ドルは昨日の欧州時間から上昇し、1.177から1.184まで70pipsほど反発した。昨日の上昇により、ユーロ米ドルは日足20MAに接近しており、本日の日足確定により再び上昇基調となるのか、方向感を見定めたい局面だ。
本日は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査と独・輸入物価指数、英・ネーションワイド住宅価格、15:45に仏・消費者信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・消費者物価指数と米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。中国市場の下落に影響を受けている欧州市場が、本日の指標発表で勢力を維持できるのか、慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2025.09.18
FOMC明けの米ドルとともに強含んだポンドの上伸性に注目か
2025.09.17
上昇しているユーロ米ドルが政策金利発表により変化するのか注視か
2025.09.16
対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か
2025.09.15
年初来高値を更新したポンド円の上伸性に注目か
2025.09.12
ECB後に微上昇したユーロの上値余地を静観か
2025.09.11
ECB政策金利発表後のラガルドECB総裁の記者会見での発言に注意か
2025.09.10
対円で弱含んだポンドの回復余地を静観か
2025.09.09
続伸したユーロ米ドルの上値余地に注目か
2025.09.08
米雇用統計後に弱含んだ米ドルの下伸性が見られるのか方向性に注目か
2025.09.05
対円で上昇したポンドの上値余地を注視か