ポンドの上昇は継続なるか
2021.07.27
- 米・5年債入札
- 米・耐久財受注
昨日の株式市場は、欧州市場で株価が反落し、独・DAXは前日比マイナス0.32%の15,618で終了となった。昨日発表された独・IFO景況感指数は6ヶ月振りに低下し100.8となり、市場予想を下振れたことが嫌気された。一方、米国市場は若干の株高となった。昨日発表された米・6月新築住宅販売件数は前月から6.6%ほど低下し、年換算で67.6万戸となり、市場予想を下回った。全体的な住宅価格の高騰により、新築住宅の需要が減少した形となった。
為替市場は、ポンドの強含みが継続しており、ポンド円はクロス円の中でも上昇幅が大きく、151.4から152.6まで120pipsの上伸となった。テクニカル的には、4時間足の200MAで反落しているが、日足では20MAを上抜けているため、今週にかけ上昇継続となのか、慎重に判断したいところだ。
本日は、欧州時間の19:00に英・CBI流通取引調査と、米国時間の21:30に米・耐久財受注、21:35に豪・デベルRBA副総裁の発言、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数と米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・5年債入札が予定されている。明日の米FOMCを控え、欧州通貨と米ドルがどのような攻防戦になるのか、慎重に注視したい。
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