クロス円の下落は一服なるか

2021.07.21
- 米・MBA住宅ローン申請指数
- 英・公共部門ネット負債
昨日は、米国市場で株価が反発し、株高・金利高・米ドル高の相場展開となった。原油WTIは急落がひと段落し、現在は66.6ドル付近での推移だ。BTCUSDは3万ドルを割り込み、2.98万ドル台となっている。一方、昨日発表された加・テラネット/ナショナル銀行総合住宅価格指数は前月比2.7%となり、過去最大の上昇率となっている。
為替市場は、全般的な円高基調が一服し、クロス円は下げ止まっている。特に加ドル円の上昇が著しく、85.4から86.7まで130pipsほど反発している。一方のオセアニア通貨は反発から本日のアジア時間で再び下落し、豪ドル円は80.6から80.2となっている。ニュージーランドドル円も同様に、本日のアジア時間で76.2から75.9まで下落している。
本日は、アジア時間の15:00に英・公共部門ネット負債と日・工作機械受注、欧州時間の20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札が予定されている。感染拡大しているデルタ株の動向と株価に注目しつつ、各種通貨強弱をしっかりと見極めたい。
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