債券買い加速で為替は軟調ムードか
2021.07.20
- 米・住宅着工件数
- 米・建設許可件数
昨日は、米国市場で株価が下落し、株安・原油安・金利安のリスクオフムードとなった。コロナウイルスの変異種であるデルタ株が感染拡大していることもあり、株式市場から債券市場へと資金が流れ、原油WTIは66.0ドルまで低下している。ラッセル2000は日足レンジ下限の2,100まで下落しており、下抜けへの警戒が必要な局面だ。
米10年債利回りが1.19%台まで下落しており、米ドル円が110.09から109.06まで100pipsほど下伸している。テクニカル面でも日足トレンドラインを下抜けており、次のサポートである108.73まで明確なサポートがないため、更なる下落を警戒したいところだ。しかしながら、さらに弱含んでいるオセアニア通貨の豪ドル米ドルは、4日続落しており、現在は0.731付近となっている。
本日は、アジア時間の15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、米国時間の21:30に加・住宅価格指数、米・住宅着工件数、米・建設許可件数が発表予定となっている。今回の金融市場の下落がピークアウトを示すのか、通貨強弱を監視しつつ、慎重に静観したい。
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