レンジ推移の米ドルの方向性に注目か

2021.05.24
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
- 米・ブレイナードFRB理事の発言
先週末は、米国市場で株価が小幅高となり、株高・米ドル横ばい・金利安の展開となった。債券は買われ、米10年債利回りは1.62%まで下落している。また、先週に引き続いて週末にBTCが下落、現在は38,000ドル台で推移しており、現在の水準で反発が入らなければ、さらに下値追いとなる可能性があるため、警戒が必要だ。
為替市場は、先週末に弱含んでいたユーロが本日のアジア時間で方向感を探る値動きとなっており、ユーロ円は時間足で200MAを挟んで132.6付近でのもみ合い推移となっている。ユーロは本日、勢力が衰えている豪ドルに対しても弱含んでおり、ユーロ豪ドルは1.576付近で下落を試みている。
本日は、欧州時間で特に大きな指標発表と要人発言は予定されておらず、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:00に米・ブレイナードFRB理事の発言、23:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、英・カンリフBOE副総裁の発言、英・ホールデンMPC委員の発言、英・サンダースMPC委員の発言、24:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。本日の要人発言で米ドルと欧州通貨に方向感が出てくるのか、慎重に注視したい。
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