米ドル安・欧州通貨高なるか

2021.05.21
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 加・小売売上高
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、ダウ平均は前日比プラス188ドルの34,084ドルで終了した。昨日発表された米・5月フィラデルフィア連銀景況指数(前月比)が予想の41.0に対し31.5となり、半年先の見通しも悪化しているが、株価に大きな影響はなかった形だ。
為替市場は、高値圏で下落していたスイスフランが反発上昇しており、フラン円は現在121.3付近で推移している。今年高値となっている121.53までわずかな位置に来ており、米ドルフランも0.896付近での推移となっている。
本日は、欧州時間の15:00に英・小売売上高、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMIの発表が予定されており、いずれも速報値のため急激な値動きに注意したい。その他、20:00に欧・ラガルドECB総裁の発言と、米国時間に入ると21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI(速報値)、23:00に米・中古住宅販売件数が予定されている。週末のポジション解消による値動きに注意しつつ、引き続き慎重に価格動向を注視したい。
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