弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か

2025.05.06
- 欧・生産者物価指数
- 英・サービス業PMI
前日の米国通貨は、昨日発表された米・4月ISM非製造業景気指数が、前月の50.8から51.6に改善したにも関わらず、同日に発表された米・4月PMIがサービス業/コンポジットともに下振れたことで、米ドルが最弱となった。米ドル円は144.989から143.548まで下落。時間足20MAに沿っての下降となった。週足では10MAに届くことなく再びの反落が入っている状況だ。
欧州通貨は、ポンドが対ユーロで反発した。ユーロポンドは0.8532から0.8502まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では200EMAに沿って下値を固めつつあり、日足では20MA直下で方向感を模索している最中となっている。欧州時間にて明確な値動きが生じるのか、注視したい。
本日の指標は、10:30に豪・住宅建設許可、16:35にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、21:30に米・貿易収支、加・国際商品貿易、23:00に加・Ivey購買部協会指数、26:00に米・10年債入札がある予定だ。弱含んだ米ドルの下値余地に十分警戒したい。
過去の相場レポート
2025.06.20
対円で上昇した米ドルの上値余地を静観か
2025.06.19
4.25%据え置き予想のBOEにて方向感が明確となるのかポンドの動きに注目か
2025.06.18
対円で弱含んだユーロが回復を見せるのか方向性に注目か
2025.06.17
弱含んだスイスフランの下値余地を静観か
2025.06.16
強含んだ加ドルの週明けの値動きを注視か
2025.06.13
最弱となった米ドルの回復余地を注視か
2025.06.12
下落した加ドル円の回復余地を静観か
2025.06.11
米CPI発表にて米ドルの上昇が継続するのか値動きを静観か
2025.06.10
上値が限定された加ドルの反発余地を静観か
2025.06.09
下落したポンドの回復余地を静観か