行って来いとなった米ドル円の方向性が明確となるのか注目か

2025.04.30
- 米・個人所得
- 独・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月JOLTS求人件数が、前月の756.8万人から719.2万人となり、市場予想の752.0万人を下振れたことで、米ドルが対円で行って来いとなった。米ドル円は141.936から142.755の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きに終始した。4時間足ではRSI45付近にて停滞しており、日足では10MA直下にて直近5営業日ほど同一水準で推移している。
欧州通貨は、昨日発表された独・5月GFK消費者信頼感指数が、前月のマイナス24.5からマイナス20.6に改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は162.536から161.880まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足では200EMA直下まで価格が下落。日足では長短MAが密集している状況下にて方向感が模索されている。
本日は、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・百貨店/スーパー販売額、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に豪・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、日・住宅着工件数、15:00に南ア・マネーサプライ、16:55に独・雇用統計、17:00に独・実質GDP、18:00に欧・実質GDP、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に独・消費者物価指数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・実質GDP、加・実質GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会指数、23:00に米・個人所得がある予定だ。行って来いとなった米ドル円の方向性が明確となるのか、静観したい。
過去の相場レポート
2025.06.13
最弱となった米ドルの回復余地を注視か
2025.06.12
下落した加ドル円の回復余地を静観か
2025.06.11
米CPI発表にて米ドルの上昇が継続するのか値動きを静観か
2025.06.10
上値が限定された加ドルの反発余地を静観か
2025.06.09
下落したポンドの回復余地を静観か
2025.06.06
ECB後に上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か