軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か

2025.04.18
本日のポイント
- 日・消費者物価指数
- 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・4月フィラデルフィア連銀景況指数が、前月の12.5からマイナス26.4に低下し、市場予想のプラス6.7を大幅に下振れたことで、米ドルが対ポンドで下落した。ポンド米ドルは1.3202から1.3274まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+3σまで値が伸びた。なお本日のアジア時間でも上値を更新しており、米ドルの軟化が目立っている。
欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金融決定会合にて、政策金利が2.65%から0.25ポイント引き下げられ2.40%となったことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.1408から1.1335まで低下。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では上値更新をしていないものの、下値も更新しておらず、三角保合いに入りつつある状況だ。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、24:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されているが、本日は欧米主要各国がグッドフライデーの祝日により休場となっているため、それ以外の目立った重要指標は予定されていない。軟化している米ドルの休場中の値動きに十分警戒したい。