上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か

2025.04.16
本日のポイント
- 日・機械受注
- 欧・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・4月NY連銀製造業景気指数が、前月のマイナス20.0からマイナス8.1に改善したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.1378から1.1264まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σからの反落となっており、日足では3日続伸後の調整下落が見られている。
欧州通貨は、スイスフランが米国時間終盤で最弱となった。フラン円は175.781から173.685まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-2σまで低下した。4時間足ではサポートされていた20MAを一時的に割り込んでおり、日足ではRSIが74からの反落となっている。スイスフランが本日の欧州時間でも軟化していくのか、慎重に見極めたい。
本日は、8:50に日・機械受注、9:30に豪・Westpac景気先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、17:00に欧・経常収支、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、南ア・小売売上高、21:30に米・小売売上高、22:15に米・鉱工業生産、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、26:30に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか、方向性をじっくりと観察したい。