米CPI低下も対円で上昇した米ドルの方向性に要注意か

2025.03.13
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
- 米・30年債入札
前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の3.0%から2.8%に0.2ポイント低下したにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.583から147.180まで回復。時間足200SMAのレジスタンスを上抜けた。4時間足ではRSIが42から63まで上昇。日足ではボリンジャーバンド-2σタッチにて反発が入っている。
欧州通貨は、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0875から1.0929まで上昇。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では20MAに下値をサポートされての上昇トレンドが継続しており、日足では3日続伸している。週末にかけていったんユーロの調整が入るのか、方向性に注意したい。
本日の指標は、9:01に英・RICS住宅価格、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:00に欧・鉱工業生産、21:30に加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、翌6:30にNZ・製造業PMIがある予定だ。米CPI低下も対円で上昇した米ドルの方向性に十分注意したい。
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