米国時間での重なる指標発表による強弱性変化に要警戒か

2025.03.05
- 日・内田日銀副総裁の発言
- 米・ADP雇用統計
前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は102.192から104.188まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+3σまで回復した。4時間足では20MA下位から上位へと移行しており、日足では直近1週間で下値固めをしているかの様相だ。一方で本日の米国時間では指標発表が重なるため、米国時間での値動きに警戒したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された欧・1月失業率が、前月の6.3%から6.2%に約0.1ポイント改善したことで、ユーロが米国時間で上昇した。ユーロ米ドルは1.0468から1.0626まで上昇。時間足20MAに沿ってのトレンドが発生した。4時間足ではRSIが78まで急騰。日足では昨年11月中旬以来の高値水準まで回復している。
本日は、9:00に日・植田日銀総裁の発言、9:30に豪・第4四半期GDP、10:30に日・内田日銀副総裁の発言、13:45に日・三村財務官の発言、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・鉱工業生産、18:30に英・非製造業PMI、19:00に欧・生産者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に米・ADP雇用統計、22:30に加・労働生産性指数、24:00に米・ISM非製造業景況指数、28:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)がある予定だ。米国時間での重なる指標発表による強弱性変化に十分警戒したい。
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