反発上昇したユーロ米ドルの持続性を静観か

2024.12.16
本日のポイント
- 加・住宅着工件数
- 欧・製造業/非製造業PMI
先週末の米国通貨は、13日に発表された加・10月製造業売上高が、前月のマイナス0.5%からプラス2.1%に改善したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は107.227から108.064まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では200EMAタッチにていったん反落が入っているものの、日足ではレジスタンスとなっていた20MA上抜けをトライしている最中だ。
欧州通貨は、ユーロが対米ドルで反発した。ユーロ米ドルは1.0453から1.0523まで上昇。時間足RSIが40から63まで回復した。4時間足では20MA下位から上位へと移行しており、日足では先月安値を更新することなく反発が入っている。このままユーロの対米ドルでの反発が継続するのか注意深く見守りたい。
本日は、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、11:00に中・鉱工業生産、16:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、16:30にスイス・生産者輸入価格、17:15に仏・製造業/非製造業PMI、17:30に独・製造業/非製造業PMI、18:00に欧・製造業/非製造業PMI、18:30に英・製造業/非製造業PMI、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・NY連銀製造業景気指数、23:00に加・中古住宅販売件数、23:45に米・製造業/非製造業PMIがある予定だ。反発上昇したユーロ米ドルの持続性を慎重に静観したい。