地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か

2024.11.20
- 英・消費者物価指数
- 米・バーFRB副議長の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月住宅着工件数が、前月のマイナス0.5%からマイナス3.1%に悪化したことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は153.280から154.794の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。日足ではかろうじて下値を20MAにサポートされている状況が継続しているため、米国時間での方向性に注意したい。
欧州通貨は、ウクライナによる露へのミサイル攻撃が報じられたことから、ユーロが欧州時間以降で最弱通貨となった。ユーロ円は161.487から163.922の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。日足ではボリンジャーバンド-3σまでローソク足が拡大しているため、欧州時間での反発の値動きに注目したい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売物価指数、独・生産者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・バーFRB副議長の発言、24:30に米・週間原油在庫、25:00に米・クックFRB理事の発言、27:00に米・20年債入札がある予定だ。地政学リスクによる通貨強弱性の変化に十分注意したい。
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