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今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

相場レポート

今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
本日のポイント
  1. 米スウェーデン・消費者物価指数
  2. 欧・実質GDP

前日の米国通貨は、昨日発表された米10月CPIが0.2ポイント上昇したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0653から1.0554まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。なお本日のアジア時間でも下値を掘り下げており、すでに今年安値を更新している状況だ。

欧州通貨は、昨日発表された仏・第3四半期雇用統計にて、失業率が前回値の7.3%から7.4%に上昇したことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は163.630から164.803の間で推移。時間足20MAを跨いでの値動きが見られた。4時間足では200SMAが下値サポートとなっている一方、日足ではすでに200SMAを下抜けている。

本日は、8:50に日・国内対外/対内証券投資、9:01に英・RICS住宅価格指数、9:30に豪・雇用統計、12:30にタイ・消費者信頼感指数、15:30に印・卸売物価指数、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、19:00に欧・実質GDP、22:30に米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:00に米・週間原油在庫、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、29:00に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。今年安値を更新し、昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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