今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

2024.11.14
- 米スウェーデン・消費者物価指数
- 欧・実質GDP
前日の米国通貨は、昨日発表された米10月CPIが0.2ポイント上昇したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0653から1.0554まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。なお本日のアジア時間でも下値を掘り下げており、すでに今年安値を更新している状況だ。
欧州通貨は、昨日発表された仏・第3四半期雇用統計にて、失業率が前回値の7.3%から7.4%に上昇したことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は163.630から164.803の間で推移。時間足20MAを跨いでの値動きが見られた。4時間足では200SMAが下値サポートとなっている一方、日足ではすでに200SMAを下抜けている。
本日は、8:50に日・国内対外/対内証券投資、9:01に英・RICS住宅価格指数、9:30に豪・雇用統計、12:30にタイ・消費者信頼感指数、15:30に印・卸売物価指数、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、19:00に欧・実質GDP、22:30に米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:00に米・週間原油在庫、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、29:00に米・パウエルFRB議長の発言がある予定だ。今年安値を更新し、昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意したい。
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