0.25%利下げで上値が重くなった米ドルの下値余地に要警戒か

2024.11.08
- 英・ピルMPC理事の発言
- 米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・FOMCにて市場コンセンサス通り政策金利が0.25%利下げとなったことで、指標発表後に米ドルがわずかに弱含んだ。米ドル円は154.697から152.692まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAのサポートラインを下抜けており、日足ではボリンジャーバンド+2σからの反落が入っている。
欧州通貨は、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は165.962から165円台ジャストまで下落。時間足200SMAを実体足で下抜けた。4時間足ではサポートされていた75MAをすでに下抜けており、日足では200SMA直下から下方向へと価格が移行しつつある状況のため、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、11:30に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、14:00に日・景気先行指数、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、21:15に英・ピルMPC理事の発言、22:30に加・雇用統計、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:00に米・ボウマンFRB理事の発言、28:30に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言がある予定だ。0.25%利下げで上値が重くなった米ドルの下値余地に十分警戒したい。
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