トランプ氏圧勝で全面高となった米ドルの上値余地を静観か

2024.11.07
- 独・鉱工業生産
- 米・FOMC政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、米大統領選にて共和党が圧勝したことにより、終日米ドル高となった。ユーロ米ドルは1.0936から1.0681まで低下。時間足ボリンジャーバンド-3σまで急落した。4時間足では20MA上位から下位へと価格が推移しており、日足では200SMAのサポートラインを大きく実体足で下抜けている。
欧州通貨は、ユーロが対円でわずかに上昇した。ユーロ円は164.920から166.103まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では20MA直下での値動きとなっており、日足では長短移動平均線が密集しつつある状況だ。そのため欧州時間で価格の変動が見られるかは、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、英・ハリファックス住宅価格、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、22:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に米・卸売在庫、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。トランプ氏圧勝で全面高となった米ドルの上値余地を慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か