加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か

2024.11.11
本日のポイント
- 日・日銀金融決定会合主要意見公表
- トルコ・失業率
先週末の米国通貨は、8日金曜日に発表された加・10月雇用統計にて、失業率が前月と変わらず6.5%となった一方、雇用者数は前回値の4.67万人から1.45万人に大幅低下したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は110.524から109.498まで下落。時間足200SMAを実体足で下抜けた。4時間足ではすでに75MAのサポートラインを下回っている。
欧州通貨は、ユーロが対米ドルで弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0805から1.0688まで低下。時間足ボリンジャーバンド-3σまで値が落ちた。4時間足では20MAまでの反発後に再び下降基調に戻っており、日足では10MAに上値をレジストされる形で下落トレンドが継続している状況だ。
本日の指標は、8:50に日・貿易収支、日・経常収支、日・日銀金融決定会合主要意見公表、14:00に日・景気ウォッチャー調査、14:30にスウェーデン・予想価格動向、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、トルコ・失業率、17:00にチェコ・消費者物価指数、21:00にメキシコ・鉱工業生産がある予定だ。加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目したい。