窓開けを埋めた米ドル円の値動きを静観か
2024.10.29
- 米・卸売在庫
- 英・消費者信用残高
前日の米国通貨は、米ドルが対円で行って来いとなった。週明けの米ドル円は70pips強の上窓でスタートし、一時153.853をタッチしたもののすぐに失速。窓を埋める形で152.400まで下落した。日足では昨年7月高値の161円台の下落から約61.8%回復しているため、現在の水準で米ドルが失速するのか注視したい。
欧州通貨は、米国時間でユーロがスイスフランとともに強含んだ。ユーロ円は164.684から166.052まで上昇。時間足20MA上位での推移が見られた。4時間足ではRSIが買われすぎサインとなる70を超過し72まで上昇している。一方の日足ではRSIにバッファがあるため、欧州時間でもユーロが対円で上昇を継続させるのか注目したい。
本日は、8:30に日・雇用統計、15:00に南ア・マネーサプライ、16:00にスウェーデン・実質GDP、独・GFK消費者信頼感調査、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、21:00に南ア・貿易収支、21:30に米・卸売在庫、22:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、23:00に米・JOLTS求人件数、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、27:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言がある予定だ。窓開けを埋めた米ドル円の値動きを慎重に静観したい。
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