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窓開けを埋めた米ドル円の値動きを静観か

相場レポート

窓開けを埋めた米ドル円の値動きを静観か

窓開けを埋めた米ドル円の値動きを静観か
本日のポイント
  1. 米・卸売在庫
  2. 英・消費者信用残高

前日の米国通貨は、米ドルが対円で行って来いとなった。週明けの米ドル円は70pips強の上窓でスタートし、一時153.853をタッチしたもののすぐに失速。窓を埋める形で152.400まで下落した。日足では昨年7月高値の161円台の下落から約61.8%回復しているため、現在の水準で米ドルが失速するのか注視したい。

欧州通貨は、米国時間でユーロがスイスフランとともに強含んだ。ユーロ円は164.684から166.052まで上昇。時間足20MA上位での推移が見られた。4時間足ではRSIが買われすぎサインとなる70を超過し72まで上昇している。一方の日足ではRSIにバッファがあるため、欧州時間でもユーロが対円で上昇を継続させるのか注目したい。

本日は、8:30に日・雇用統計、15:00に南ア・マネーサプライ、16:00にスウェーデン・実質GDP、独・GFK消費者信頼感調査、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、21:00に南ア・貿易収支、21:30に米・卸売在庫、22:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、23:00に米・JOLTS求人件数、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、27:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言がある予定だ。窓開けを埋めた米ドル円の値動きを慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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