欧HICP変わらず、下値を固めたユーロ円の行く末に注目か

2024.09.19
- 豪・雇用統計
- 米・フィラデルフィア連銀業況指数
前日の米国通貨は、米FOMCにて政策金利が4年半振りに0.5ポイント引き下げられたことで、米ドルが指標発表直後に急落した。米ドル円は142.067から140.431まで一時的に急落。その後パウエルFRB議長の発言で142.720まで急回復した。なお本日のアジア時間ではさらに円安傾向となり、143.936まで上昇している。
欧州通貨は、昨日発表された欧・8月消費者物価指数(HICP)が、前年比で前月の2.2%と変わらなかったことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は157.047から158.364の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では上値を75MAに抑えられ、日足では10MA直下での反発を伺っている状況だ。本日のアジア時間では上昇しているため、欧州時間での値動きに注目したい。
本日は、10:30に豪・雇用統計、13:00にマレーシア・貿易収支、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・雇用統計、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00に加・ヴィンセントBOC副総裁の発言、21:30に米・経常収支、米・フィラデルフィア連銀業況指数、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・景気先行指数、23:00に米・中古住宅販売件数がある予定だ。欧HICP変わらず、下値を固めたユーロ円の行く末に注目したい。
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