米要人発言にて強含んだ米ドルの方向性を注視か
2024.08.29
- 南ア・生産者物価指数
- 米・卸売在庫
前日の米国通貨は、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁が「9月利下げを支持するためにさらなるデータ収集が必要だ」とし、利下げ時期について適切としつつも検討の含みを持たせたことで、米ドルが上昇した。米ドル円は143.673から145.049まで上昇。時間足20MA下位から上位へと躍り出た。日足では10MAより下位水準で下落トレンド転換していないため、欧州時間での値動きに注目したい。
欧州通貨は、欧州時間から米国時間にかけてユーロが最弱通貨となった。ユーロ円は他のクロス円が上昇する中で下落。161.372から160.425まで低下した。時間足では75MAが上値抵抗帯となっており、4時間足では20MAがレジスタンスラインとして機能している。一方で日足では下ヒゲを残しつつあるため、米国時間でユーロが回復していくのか注視したい。
本日は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、14:00に日・消費者態度指数、18:00に欧・消費者信頼感指数、18:30に南ア・生産者物価指数、21:00に独・消費者物価指数、21:30に加・経常収支、米・実質GDP、米・卸売在庫、米・新規失業保険申請件数、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売成約指数、25:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、26:00に米・7年債入札がある予定だ。米要人発言にて強含んだ米ドルの方向性を注視したい。
過去の相場レポート
2024.09.16
拮抗しているユーロ米ドルの方向性に注意か
2024.09.13
米PPI明けに下落した米ドルの下値余地を注視か
2024.09.12
上値が重いポンドの方向性を注視か
2024.09.11
米CPIが市場予想通り2.6%まで低下するのか急激な値動きに警戒か
2024.09.10
米CPI前日の米ドルの値動きを静観か
2024.09.09
弱含んだポンドが回復するのか、欧州時間での値動きに注目か
2024.09.06
米雇用統計と要人発言にて米ドルが軟化していくのか静観か
2024.09.05
BOC0.25%利下げにて下落した加ドル円の下値余地に要警戒か
2024.09.04
BOC政策金利引き下げで加ドル軟化となるのか注視か
2024.09.03
米国市場休場の中で強含んだ米ドル円の方向性を静観か