日本円に対し値動きが対照的となった米ドルとユーロの動向を注視か

2024.08.27
- 米・S&P/ケースシラー住宅価格
- 米・住宅価格指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月耐久財受注が、前月のマイナス6.7%からプラス9.9%に回復したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は143.445から144.658まで上昇。時間足20MA下位から上位へと舞い戻った。一方で4時間足では依然20MAよりも下位での推移が継続しており、日足では今月16日からのダウントレンドが継続している状況だ。
欧州通貨は、昨日発表された独・8月IFO景況感指数が前月の87.0から86.6に低下したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は161.501から160.506まで約1円低下。時間足20MA下位での推移となった。ただ本日のアジア時間では反発傾向が見られ、すでに161.876まで回復している。
本日は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、15:00に独・実質GDP、17:30に香港・貿易収支、21:00にハンガリー・中銀政策金利と声明発表、メキシコ・貿易収支、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格、23:00に米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、26:00に米・2年債入札がある予定だ。日本円に対し値動きが対照的となった米ドルとユーロの動向をじっくりと注視したい。
過去の相場レポート
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か