独PMI低下も上昇したユーロ円の上値余地に注目か

2024.08.23
- 日・消費者物価指数
- シンガポール・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月総合PMI(購買担当者景気指数)が前月の54.3から54.1に低下したにも関わらず、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.1165から1.1098まで下落。時間足20MA上位から75MAを下抜けた水準まで下落した。4時間足では20MA直下まで下落しており、日足ではボリンジャーバンド+2σからの反落となっている。
欧州通貨は、昨日発表された独・8月製造業/サービス業PMIが、製造業/サービス業ともに前回値から低下したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は161.469から162.908まで下落。時間足200SMA下位から上位へと移行した。4時間足では下値を切り上げており、日足では20MAのレジスタンスラインを上抜けるのか試している最中だ。
本日は、8:01に英・GFK消費者信頼感調査、8:30に日・消費者物価指数、14:00にシンガポール・消費者物価指数、15:45に仏・企業景況感、17:00に台湾・鉱工業生産、21:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、21:30に加・小売売上高、23:00に米・新築住宅販売件数、米・パウエルFRB議長の発言、24:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、25:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言がある予定だ。独PMI低下も上昇したユーロ円の上値余地を慎重に見守りたい。
過去の相場レポート
2025.09.03
対円で上昇したスイスフランの上値余地を注視か
2025.09.02
対米ドルで下落した加ドルの下値余地を注視か
2025.09.01
米国が休場下での月初の値動きを注視か
2025.08.29
上値が重くなっている米ドル円の米国時間での値動きに要警戒か
2025.08.28
対円にて上昇した加ドルが上値更新を見せるのか警戒か
2025.08.27
続落後の方向感に欠ける相場が継続となるのかユーロ豪ドルを静観か
2025.08.26
対米ドルで弱含んだポンドが回復を見せるのか静観か
2025.08.25
来月のFOMC利下げ容認発言にて下落した米ドルの下伸性に注目か
2025.08.22
対円で上昇したポンドの上伸性に注目か
2025.08.21
レンジ内にて下落した米ドル円が方向性を明確にするのか注視か