米7月雇用統計悪化で最弱通貨となった米ドルの下値余地を注視か

2024.08.05
- 独・非製造業PMI
- 米・PMI購買担当者景気指数
先週末の米国通貨は、2日金曜日に発表された米・7月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が市場予想の17.5万人を大きく下回り11.4万人となり、失業率が4.1%から4.3%に0.2ポイント悪化したことで、米ドルが指標発表直後に最弱通貨となった。米ドル円は149.750から146.432まで下落。日足では4日続落となった。
欧州通貨は、BOE政策金利明けのポンドが対円で下落した。ポンド円は190.519から187.398まで下落。時間足RSIが25まで値を下げた。4時間足では10MAに上値をレジストされての下伸となっており、日足では200SMAを実態足で下抜けRSIが14まで低下しているため、調整反発の動きが見られるのか注視したいところだ。
本日は、10:45に中・財新PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、シンガポール・小売売上高、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数がある予定だ。米7月雇用統計悪化で最弱通貨となった米ドルの下値余地を慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.04.18
軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か
2025.04.17
ECB政策金利発表でのユーロの値動きを静観か
2025.04.16
上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か
2025.04.15
上昇したポンドの上伸性を注視か
2025.04.14
年初来高値を更新したユーロ米ドルの上値追いに注目
2025.04.11
再び見られた円高傾向が継続するのか米国時間での値動きを注視か
2025.04.10
米トランプ大統領の関税停止発言により上昇した米ドルの上値余地に注意か
2025.04.09
連続上昇したユーロ豪ドルの調整の値動きを注視か
2025.04.08
最弱となったポンドの反発余力に注目か
2025.04.07
対円で大きく下落したポンドの下値余地に注意か