loading
search

米7月雇用統計悪化で最弱通貨となった米ドルの下値余地を注視か

相場レポート

米7月雇用統計悪化で最弱通貨となった米ドルの下値余地を注視か

米7月雇用統計悪化で最弱通貨となった米ドルの下値余地を注視か
本日のポイント
  1. 独・非製造業PMI
  2. 米・PMI購買担当者景気指数

先週末の米国通貨は、2日金曜日に発表された米・7月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が市場予想の17.5万人を大きく下回り11.4万人となり、失業率が4.1%から4.3%に0.2ポイント悪化したことで、米ドルが指標発表直後に最弱通貨となった。米ドル円は149.750から146.432まで下落。日足では4日続落となった。

欧州通貨は、BOE政策金利明けのポンドが対円で下落した。ポンド円は190.519から187.398まで下落。時間足RSIが25まで値を下げた。4時間足では10MAに上値をレジストされての下伸となっており、日足では200SMAを実態足で下抜けRSIが14まで低下しているため、調整反発の動きが見られるのか注視したいところだ。

本日は、10:45に中・財新PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、シンガポール・小売売上高、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数がある予定だ。米7月雇用統計悪化で最弱通貨となった米ドルの下値余地を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.11.22New

    下落したフラン円の下値余地に要警戒か

  2. 2024.11.21New

    安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か

  3. 2024.11.20New

    地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か

  4. 2024.11.19New

    加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か

  5. 2024.11.18New

    下落しているスイスフランの回復性に注目か

  6. 2024.11.15

    パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か

  7. 2024.11.14

    今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か

  8. 2024.11.13

    対円で上昇したユーロの上値余地を注視か

  9. 2024.11.12

    上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か

  10. 2024.11.11

    加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か