上値の重い米ドルの方向性を注視か

2024.07.01
- スイス・製造業PMI
- 米・PMI購買担当者景気指数
先週末の米国通貨は、6月28日に発表された米・5月PCEデフレーターが前年比で2.7%から2.6%にリバイスダウンしたことで、米ドルの上値が重くなった。米ドル円は指標発表直後に対円で下落。当日高値の161.282から160.264まで下落した。しかしながらその後徐々に回復。結局160.886で引けることとなった。日足ではRSIが70を超過しているため、欧州時間での下落の値動きに注意したい。
欧州通貨は、6月KOF先行指数が発表され、前月の100.3から102.7に改善したスイスフランが、対円で反発上昇した。フラン円は178.222から179.101まで回復。時間足200EMAが下値サポートとなり機能した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが継続している。
本日は、9:30にマレーシア・製造業PMI、10:30に豪・小売売上高、14:00に日・消費者態度指数、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、21:00に独・消費者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。上値の重い米ドルの方向性を慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か