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上値の重い米ドルの方向性を注視か

相場レポート

上値の重い米ドルの方向性を注視か

上値の重い米ドルの方向性を注視か
本日のポイント
  1. スイス・製造業PMI
  2. 米・PMI購買担当者景気指数

先週末の米国通貨は、6月28日に発表された米・5月PCEデフレーターが前年比で2.7%から2.6%にリバイスダウンしたことで、米ドルの上値が重くなった。米ドル円は指標発表直後に対円で下落。当日高値の161.282から160.264まで下落した。しかしながらその後徐々に回復。結局160.886で引けることとなった。日足ではRSIが70を超過しているため、欧州時間での下落の値動きに注意したい。

欧州通貨は、6月KOF先行指数が発表され、前月の100.3から102.7に改善したスイスフランが、対円で反発上昇した。フラン円は178.222から179.101まで回復。時間足200EMAが下値サポートとなり機能した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが継続している。

本日は、9:30にマレーシア・製造業PMI、10:30に豪・小売売上高、14:00に日・消費者態度指数、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、21:00に独・消費者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。上値の重い米ドルの方向性を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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