第1四半期GDP(改定値)の低下で弱含んでいる米ドルの回復性に注目か
2024.05.31
- 加・実質GDP
- 欧・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・第1四半期GDPの改定値が前回の1.6%から1.3%に低下したことで、米ドルが米国時間で弱含んだ。米ドル円は157.668から156.370まで下落。4時間足75MAラインまで価格が落ちた。日足では10MAを下回っているものの、依然20MAより上位に位置しているため、米国時間での回復性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表されたスイス・第1四半期GDPが前年比で前回値の0.6%と変わらなかったことで、スイスフランが対円で上昇した。フラン円は171.841から173.797まで約2円上昇。今月高値を大きく更新した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってバンドウォークをしており、日足では6日続伸している。
本日の指標は、8:00に韓・鉱工業生産、8:30に日・東京消費者物価指数、日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、10:30に中・製造業/サービス業PMI、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、17:30に英・消費者信用残高、18:00に欧・消費者物価指数、21:00に印・実質GDP、南ア・貿易収支、21:30に加・実質GDP、米・PCEデフレータ、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数がある予定だ。第1四半期GDP(改定値)の低下で弱含んでいる米ドルの回復性を慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か
2024.11.11
加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か