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独・5月CPIが反発上昇しているユーロの方向性に注意か

相場レポート

独・5月CPIが反発上昇しているユーロの方向性に注意か

独・5月CPIが反発上昇しているユーロの方向性に注意か
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. 加・経常収支

前日の米国通貨は、加ドルが米国時間で最弱通貨となった。通常米ドルへの連動性が高い中、最強通貨の米ドルに反比例する形で下落。加ドル円は115.282から114.743まで下落した。4時間足では20MAに支えられていたトレンドが崩れる形で下落している一方、日足では依然10MAより上位での推移なため、米国時間で加ドルが回復するのか注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・5月消費者物価指数の速報値が前年比で前月の2.2%から2.4%に0.2ポイント上昇したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は170.797の今月高値から169.956まで下落。時間足200SMAまで下落した。4時間足ではサポートされていた20MAから下抜ける形で下落しており、日足ではRSIが70直下からの反落に入っている。

本日の指標は、7:45にNZ・住宅建設許可、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・住宅建設許可、13:00にタイ・製造業生産指数、16:00にスイス・第1四半期GDP、18:00に欧・雇用統計、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・経常収支、米・実質GDP、米・卸売在庫、米・PCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売件数、24:00に米・週間原油在庫、英・ブリーデンBOE副総裁の発言、25:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。独・5月CPIが反発上昇しているユーロの方向性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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