今年高値を更新したポンド円の上値余地に注意か

2024.02.27
- 欧・マネーサプライ
- 米・S&Pケースシラー住宅価格
前日の米国通貨は、下落していた加ドルが対円で反発した。加ドル円は111.191から111.617まで上昇。日足10MAタッチでの反発が見られた。テクニカル的には、加ドル円は日足RSIが60.7となっており、買われすぎサインの70まで余力を残している。なお、週足でもRSIが70手前のため、欧州時間での値動きに注目したい。
欧州通貨は、ポンドが対円で高値更新となり、ポンド円は今年高値を塗り替えた。190.320から191.315まで上昇後に小反落を見せたものの、大きく値が崩れることなく下値更新は免れている状態のため、米国時間にかけてポンドが対円で上昇していくのか、方向性に注目したい。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、16:00に独・GFK消費者信頼感調査、16:45に仏・消費者信頼感指数、17:30に香港・貿易収支、18:00に欧・マネーサプライ、21:00にメキシコ・貿易収支、ブラジル・拡大消費者物価指数、22:00にハンガリー・中銀政策金利、22:30に米・耐久財受注、23:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、23:05に米・バーFRB副議長の発言、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数がある予定だ。今年高値を更新したポンド円の上値余地を慎重に見守りたい。
過去の相場レポート
2025.09.04
PPI低下も上昇したユーロの上値余地を静観か
2025.09.03
対円で上昇したスイスフランの上値余地を注視か
2025.09.02
対米ドルで下落した加ドルの下値余地を注視か
2025.09.01
米国が休場下での月初の値動きを注視か
2025.08.29
上値が重くなっている米ドル円の米国時間での値動きに要警戒か
2025.08.28
対円にて上昇した加ドルが上値更新を見せるのか警戒か
2025.08.27
続落後の方向感に欠ける相場が継続となるのかユーロ豪ドルを静観か
2025.08.26
対米ドルで弱含んだポンドが回復を見せるのか静観か
2025.08.25
来月のFOMC利下げ容認発言にて下落した米ドルの下伸性に注目か
2025.08.22
対円で上昇したポンドの上伸性に注目か