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ECB消化後のユーロの方向性が明確となるのか注視か

相場レポート

ECB消化後のユーロの方向性が明確となるのか注視か

ECB消化後のユーロの方向性が明確となるのか注視か
本日のポイント
  1. ノルウェー・信用指標
  2. 米・6ヶ月債入札

先週末の米国通貨は、26日に発表された米・12月個人所得が、前月の0.4%から0.3%に低下した一方、支出前月比は0.2%から0.7%に上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.398から148.322まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σを上抜けた。なお本日のアジア時間では、米ドル円は小幅に下落しているが、時間足20MAは下回っていない。

欧州通貨は、26日に発表された欧・12月マネーサプライM3が、前年比で前月のマイナス0.9%からプラス0.1%となったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.825から160.920まで上昇。3日連続同水準での値動きとなった。上位足の日足では、ユーロ円は160円ミドルに位置する10MA付近におり、10MAがサポレジとなるのか見極めたいところだ。

本日は、6:45にNZ・貿易収支、16:00にスウェーデン・GDP、スウェーデン・小売売上高、ノルウェー・信用指標、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:30に米・3ヶ月債入札、米・6ヶ月債入札が予定されている。それ以外は注目度の高い経済指標や要人発言は予定されていない。ユーロの方向性が明確となるのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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