ECB消化後のユーロの方向性が明確となるのか注視か

2024.01.29
- ノルウェー・信用指標
- 米・6ヶ月債入札
先週末の米国通貨は、26日に発表された米・12月個人所得が、前月の0.4%から0.3%に低下した一方、支出前月比は0.2%から0.7%に上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.398から148.322まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σを上抜けた。なお本日のアジア時間では、米ドル円は小幅に下落しているが、時間足20MAは下回っていない。
欧州通貨は、26日に発表された欧・12月マネーサプライM3が、前年比で前月のマイナス0.9%からプラス0.1%となったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.825から160.920まで上昇。3日連続同水準での値動きとなった。上位足の日足では、ユーロ円は160円ミドルに位置する10MA付近におり、10MAがサポレジとなるのか見極めたいところだ。
本日は、6:45にNZ・貿易収支、16:00にスウェーデン・GDP、スウェーデン・小売売上高、ノルウェー・信用指標、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:30に米・3ヶ月債入札、米・6ヶ月債入札が予定されている。それ以外は注目度の高い経済指標や要人発言は予定されていない。ユーロの方向性が明確となるのか、慎重に注視したい。
過去の相場レポート
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か