loading

ECB明けのユーロが全面安となるのか要警戒か

相場レポート

ECB明けのユーロが全面安となるのか要警戒か

ECB明けのユーロが全面安となるのか要警戒か
本日のポイント
  1. 米・PCEデフレーター
  2. 欧・マネーサプライ

前日の米国通貨は、BOC政策金利明けとなった加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は108.928から109.681まで上昇。4時間足20MAを上抜けた。なお4時間足RSIは、売られ過ぎサインの30に到達することなく反発上昇しており、上位足の日足でもRSIが上昇傾向として継続しているため、米国時間での加ドルの上伸性に注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利が、市場予想の4.75%据え置きとなったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は160.966から159.699まで約1.3円下落した。ユーロ円は大きく下落したものの、日足20MAのサポートラインは死守しており、日足RSIが55で上方向へのバッファがあるため、欧州時間でのユーロの値動きに警戒したいところだ。

本日の指標は、8:30に日・東京消費者物価指数、9:01に英・GFK消費者信頼感指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、16:00に独・GFK消費者信頼感指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、18:00に欧・マネーサプライ、21:00にメキシコ・貿易収支、22:30に米・PCEデフレーター、米・個人所得、23:00に米・ダラス連銀消費者物価指数、24:00に米・中古住宅販売仮契約数、25:00に加・財政収支がある予定だ。ECB明けのユーロが全面安となるのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.05.17New

    対円で上昇したポンドの上値余地を静観か

  2. 2024.05.16New

    米CPI低下で下落した米ドルの下値余地に警戒か

  3. 2024.05.15New

    独・ZEW景況感指数が好調にて上昇したユーロの上伸性を注視か

  4. 2024.05.14New

    明日の米CPIを前に米ドルの値動きに変化が生じるのか米ドルに注目か

  5. 2024.05.13New

    対米ドルで軟化したポンドの下値余地に警戒か

  6. 2024.05.10

    上値が重くなったポンドの動向を注視か

  7. 2024.05.09

    最強通貨となったスイスフランが上伸するのか注目か

  8. 2024.05.08

    底堅い加ドルの上値余地に要注目か

  9. 2024.05.07

    上昇しているフラン円が上値を伸ばすのか静観か

  10. 2024.05.06

    失業率が変わらず上昇しているユーロの上値余地に注目か