ECB明けのユーロが全面安となるのか要警戒か
2024.01.26
- 米・PCEデフレーター
- 欧・マネーサプライ
前日の米国通貨は、BOC政策金利明けとなった加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は108.928から109.681まで上昇。4時間足20MAを上抜けた。なお4時間足RSIは、売られ過ぎサインの30に到達することなく反発上昇しており、上位足の日足でもRSIが上昇傾向として継続しているため、米国時間での加ドルの上伸性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利が、市場予想の4.75%据え置きとなったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は160.966から159.699まで約1.3円下落した。ユーロ円は大きく下落したものの、日足20MAのサポートラインは死守しており、日足RSIが55で上方向へのバッファがあるため、欧州時間でのユーロの値動きに警戒したいところだ。
本日の指標は、8:30に日・東京消費者物価指数、9:01に英・GFK消費者信頼感指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、16:00に独・GFK消費者信頼感指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、18:00に欧・マネーサプライ、21:00にメキシコ・貿易収支、22:30に米・PCEデフレーター、米・個人所得、23:00に米・ダラス連銀消費者物価指数、24:00に米・中古住宅販売仮契約数、25:00に加・財政収支がある予定だ。ECB明けのユーロが全面安となるのか、慎重に注視したい。
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