ECBにて据え置き予想のユーロが指標発表後に変化を見せるのか

2024.01.25
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 仏・失業者数
前日の米国通貨は、米国時間での米債利回り軟化が見られ、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0841から1.0932まで上昇。時間足200SMAを大きく上抜けての反発が見られた。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足にて、上値・下値ともに拡大しているエクスパンションの形状となっているため、米国時間で一方向に価格が傾くのか、注視したい。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を前に、ユーロが方向感に欠ける推移となった。ユーロ円は161.067から160.176までわずかに下落。本日のアジア時間では160.784付近での小動きとなっている。なお本日のECBでは政策金利が4.5%の据え置き予想となっているが、サプライズなくユーロが軟化していくのか、慎重に見極めたいところだ。
本日は、8:50に日・対外株式投資、16:00にスウェーデン・生産者物価指数、16:45に仏・製造業景況指数、18:00に独・IFO景況指数、20:00に仏・失業者数、20:00に英・小売売上高、21:00に加・ビジネスバロメーター、22:00に米・建設許可件数、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・耐久財受注、米・GDP、米・新規失業保険申請件数、米・卸売在庫、米・GDP、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、24:00に米・新築住宅販売件数、27:00に米・7年債入札がある予定だ。ECBにて据え置き予想のユーロが指標発表後に変化を見せるのか、じっくりと観察したい。
過去の相場レポート
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か
2025.05.30
月足確定直前の通貨強弱の変化に要注意か
2025.05.29
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.05.28
上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.05.27
上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.05.26
上昇したユーロ米ドルの続伸性に注目か
2025.05.23
対米ドルで落ち込んだユーロの回復余地を静観か