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パウエルFRB議長の金融緩和牽制発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か

相場レポート

パウエルFRB議長の金融緩和牽制発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か

パウエルFRB議長の金融緩和牽制発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
本日のポイント
  1. 欧・ユーロ圏投資家センチメント指数
  2. 米・耐久財受注

先週末の米国通貨は、1日に行われた講演にて米・パウエルFRB議長が「インフレ率は目標を上回っているが、金融緩和時期について議論するのは時期尚早」と発言したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0912から1.0828まで下落。時間足20MAに沿っての下落が継続した。日足では一時的に20MAを下回ったため、週始めに米ドルが対欧州で上伸するのか注目したい。

欧州通貨は、先週末に発表された独・11月製造業PMIの確報値が、前月の42.3から42.6に小幅改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は161.760から159.644まで約2.1円下落。ユーロが最弱通貨となった。テクニカル的には、ユーロ円は日足にて上値を切り下げ、20MA直下から75MAまでの大きな陰線となっている。日足RSIが70タッチからの下降基調となっているため、ユーロの下落が継続するのか、警戒したい。

本日は、16:00に独・貿易収支、トルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数16:30にスイス・消費者物価指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、20:30に英・ディングラMPC委員の発言、21:00にメキシコ・総固定資産形成、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・製造業新規受注、米・耐久財受注、25:30に米・6ヶ月債入札、30:00に韓・外貨準備高がある予定だ。パウエルFRB議長の金融緩和牽制発言にて上昇した米ドルの方向性を、じっくりと静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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