最強通貨となったユーロの上値余地を要観察か

2023.11.13
- 米・財政収支
- 独・貿易収支
先週末の米国通貨は、米・11月ミシガン大消費者信頼感指数が、前月の63.8から60.4に低下したことで、米ドルが対欧州で下落した。ポンド米ドルは1.2237から1.2186まで下落。4時間足200SMA直下で下げ止まった。テクニカル面では、ポンド米ドルは日足にて下値を切り上げており、日足RSIも売られすぎサインの30を大幅に下回り19.1まで低下後反発しているので、今週の米ドルが軟化するのか、静観したい。
欧州通貨は、欧・ラガルドECB総裁が「政策金利は4%台を維持すればインフレ抑制には十分」「必要であれば再利上げをする準備がある」と発言したことで、ユーロが米国時間で最強通貨となった。ユーロ円は161.222から161.945まで上昇、高値を更新した。ユーロ円は上位足の週足でボリンジャーバンド+3σタッチをしており、月足ではRSIが75まで上昇しているため、このままユーロが上向くのか注目したいところだ。
本日は、15:00に独・貿易収支、16:00にトルコ・経常収支、16:30にハンガリー・鉱工業生産、18:00にチェコ・経常収支、20:00にイスラエル・貿易収支、21:00に印・消費者物価指数、22:00にフィリピン・経常収支、22:50に米・クックFRB理事の発言、25:30に米・6ヶ月債入札、28:00に米・財政収支、30:00に韓・輸出入物価上昇率がある予定だ。最強通貨となったユーロの上値余地を、じっくりと観察したい。
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