米雇用統計にて米ドルの軟化が明確化するのか警戒か

2023.11.03
- 米・雇用統計
- 仏・鉱工業生産
前日の米国通貨は、米FOMCを消化し米ドルが最弱通貨となった。米ドル円は150.944から節目の150円を割り込み、149.833まで下落。一時的に時間足200SMAを下抜けた。上位足の4時間足では20MAを下抜けており、上昇トレンドが終了している。日足では20MAより上位に位置しており、10MA直下での上昇トレンドを維持しているため、本日の米雇用統計にて米ドルが軟化するのか、警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・10月雇用統計にて、失業率が前月の5.7%から0.1ポイント悪化し5.8%となったにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.070から160.063まで上昇。日足20MAタッチからの反発上昇が継続している。ユーロは通貨強弱にて日本円・米ドルともに強含んでいるため、欧州時間での上伸性に注目したい。
本日は、14:00に印・サービス業PMI、シンガポール・小売売上高、16:00に独・貿易収支、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:45に仏・鉱工業生産、18:30に英・サービス業PMI、19:00に欧・雇用統計、21:00に米・バーFRB議長の発言、21:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数、25:45に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。米雇用統計にて米ドルの軟化が明確化するのか、警戒したい。
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