小売売上高好調で上昇した加ドルの値動きを注視か

2023.09.25
- 米・ダラス連銀製造業活動指数
- トルコ・設備稼働率
先週末の米国通貨は、22日に発表された加・9月小売売上高が、前月の0.1%から0.3%に上振れたことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.367から110.415まで上昇。今月高値圏まで大きく価格が動いた。ただ、日足ベースでは加ドル円はRSIが70付近に迫っており、週足RSIも同様の水準となっている。そのため欧州時間での調整に警戒したい。
欧州通貨は、先週末に発表された独・9月PMIが、製造業・サービス業ともに前月から回復したことで、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0614から1.0673の範囲で推移。4時間足200MAに上値を抑えられる水準で上下動を繰り返した。なお週足では1.06台のサポートライン直下に位置しているため、サポートラインを下抜けるのか、注視したい。
本日は、15:00にノルウェー・信用指標、15:30にハンガリー・総賃金、16:00にトルコ・設備稼働率と景気動向指数、17:00に独・IFO景況感指数、フィリピン・失業率、19:00に英・CBI小売売上高、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。小売売上高好調で上昇した加ドルの値動きを、慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.06.06
ECB後に上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か
2025.05.30
月足確定直前の通貨強弱の変化に要注意か
2025.05.29
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.05.28
上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.05.27
上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.05.26
上昇したユーロ米ドルの続伸性に注目か