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小売売上高好調で上昇した加ドルの値動きを注視か

相場レポート

小売売上高好調で上昇した加ドルの値動きを注視か

小売売上高好調で上昇した加ドルの値動きを注視か
本日のポイント
  1. 米・ダラス連銀製造業活動指数
  2. トルコ・設備稼働率

先週末の米国通貨は、22日に発表された加・9月小売売上高が、前月の0.1%から0.3%に上振れたことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.367から110.415まで上昇。今月高値圏まで大きく価格が動いた。ただ、日足ベースでは加ドル円はRSIが70付近に迫っており、週足RSIも同様の水準となっている。そのため欧州時間での調整に警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された独・9月PMIが、製造業・サービス業ともに前月から回復したことで、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0614から1.0673の範囲で推移。4時間足200MAに上値を抑えられる水準で上下動を繰り返した。なお週足では1.06台のサポートライン直下に位置しているため、サポートラインを下抜けるのか、注視したい。

本日は、15:00にノルウェー・信用指標、15:30にハンガリー・総賃金、16:00にトルコ・設備稼働率と景気動向指数、17:00に独・IFO景況感指数、フィリピン・失業率、19:00に英・CBI小売売上高、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。小売売上高好調で上昇した加ドルの値動きを、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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