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上値が重くなっているユーロの対円での値動きを注視か

相場レポート

上値が重くなっているユーロの対円での値動きを注視か

上値が重くなっているユーロの対円での値動きを注視か
本日のポイント
  1. 欧・第2四半期GDP
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月PMI購買担当者景気指数が、前回値の51.0から50.5へと低下したことで、米ドルが指標発表直後に下落した。しかしながらその後に発表された米・8月IAM非製造業景気指数では、前月の52.7から54.5まで上昇。ユーロ米ドルは1.0748から1.0702まで急落した。本日のアジア時間でもユーロ米ドルは下方向を向いているため、米国時間での値動きに警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・7月小売売上高が、前年比で前月のマイナス0.3からマイナス1.0%に低下したことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は157.767から158.458の間で方向感に欠ける値動きとなり、時間足20MAをまたいでの神経質な動きが展開された。本日のアジア時間では、若干の円高傾向が見られるため、ユーロの上昇性が途切れるのか、注視したい。

本日は、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:00に欧・第2四半期GDP、南ア・貿易収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・非農業部門労働生産性指数、23:00に加・Ivey購買担当者景況感指数、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:45に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言がある予定だ。上値が重くなっているユーロの対円での値動きを、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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