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BOC政策金利発表を控えた加ドルの値動きに注意か

相場レポート

BOC政策金利発表を控えた加ドルの値動きに注意か

BOC政策金利発表を控えた加ドルの値動きに注意か
本日のポイント
  1. 英・ベイリーBOE総裁の発言
  2. 加・BOC政策金利と声明発表

前日の米国通貨は、本日のBOC政策金利発表を前に、加ドルが米ドルと並んで強含んだ。日本円がオセアニア通貨の次に弱かったこともあり、加ドル円は107.449から108.537まで上昇。2ヶ月前の高水準へと舞い戻った。加ドル円はテクニカル面では、週足10MAに下値をサポートされての上昇トレンドとなっており、昨年につけた110.310の高値に向けて上伸している。このまま加ドルが対円で強含むのか、慎重に見極めたい。

欧州通貨は、ポンドが同じく対円で上昇したが、本日のアジア時間で入ってきた英国第2の都市バーミンガムが、事実上の財政破綻をしたとの報道にも関わらず、ポンド円は大きな下落を免れている。昨日のポンド円は184.070から185.775まで約1.5円上昇。日足20MAからボリンジャーバンド+2σに向けての値動きとなった。なお本日の米国時間では要人発言を控えているため、ポンドの値動きに警戒したい。

本日は、15:00に独・製造業新規受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・国際商品貿易、加・第2四半期労働生産性、米・貿易収支、22:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・ISM非製造業景気指数、27:00に米・ベージュブックがある予定だ。BOC政策金利発表を控えた加ドルの値動きを、じっくりと観察したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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