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対円で上昇しているユーロの上値余地に注目か

相場レポート

対円で上昇しているユーロの上値余地に注目か

対円で上昇しているユーロの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 米・製造業新規受注
  2. 独・製造業/サービス業PMI

前日の米国通貨は、米国市場が祝日により休場となったにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は146.016から146.523まで小幅ながらに上昇。本日のアジア時間でも上値を試す値動きとなっている。テクニカル的には、米ドル円は時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなっているため、連休明けの米国時間にて大きく値が動くのか、慎重に静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・7月貿易収支が、前月の187億ユーロから159億ユーロに下振れたにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は157.330から158.249まで上昇。本日のアジア時間ではさらに高値をつけており、158.309まで上昇している。4時間足では、20MAが下値サポートとなり、下ヒゲ陽線にて上昇しているため、欧州時間でのユーロの上昇性に注目したい。

本日は、欧州時間の16:50に仏・製造業/サービス業PMI、16:55に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、18:30に南ア・第2四半期GDP、21:00にブラジル・鉱工業生産、米国時間の23:00に米・製造業新規受注、米・耐久財受注がある予定だ。対円で上昇しているユーロの上値余地を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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