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上値が重いユーロ米ドルの週始めの方向性を注視か

相場レポート

上値が重いユーロ米ドルの週始めの方向性を注視か

上値が重いユーロ米ドルの週始めの方向性を注視か
本日のポイント
  1. 米・2年債入札
  2. 欧・マネーサプライ

先週末の米国通貨は、25日に発表された米・8月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が、市場予想の71.2を下振れ69.5となったことで、米ドルが一時的に対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0765の今月安値から、1.0841まで反発。時間足75MAを上抜けた。しかしながら、米ドルの軟調さは長くは続かず、ユーロ米ドルは次第に失速。1.0792まで値を戻した。4時間足では20MAに沿っての下落トレンドが継続しているため、欧州時間での値動きに警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された独・8月IFO景況感指数が、市場予想の86.8を下振れ85.7となり前月に引き続いて悪化したことで、ユーロが対スイスフランで往って来いとなった。ユーロ/フランは0.9544から0.9569の間で、4時間足75MAに上値をレジストされての値動きとなっている。日足では、下降トレンドの最中となっているものの、日足RSIがダイバージェンスとなっているため、ユーロの値動きを注視したい。

本日は、15:00にノルウェー・小売売上高、17:00に欧・マネーサプライ、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、メキシコ・貿易収支、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30にブラジル・銀行貸出、23:30に米・ダラス連銀製造業景況指数、24:30に米・6ヶ月ビル入札、25:30に米・バーFRB副議長の発言、26:00に米・5年債入札がある予定だ。上値が重いユーロ米ドルの週始めの方向性を、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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