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昨年11月以来146円に到達した米ドル円の上値余地を静観か

相場レポート

昨年11月以来146円に到達した米ドル円の上値余地を静観か

昨年11月以来146円に到達した米ドル円の上値余地を静観か
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. 米・フィラデルフィア連銀景況指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月鉱工業生産が、前月のマイナス0.5からプラス1.0%に回復したことで、米ドルが強含んだ。米ドル円は昨日の米国時間終盤で、節目の146円台に到達。年初来高値を更新した。テクニカル面では、米ドル円は4時間足RSIが80まで上昇しており、日足ベースでは70直下となっている。そのため、本日の米国時間での指標発表による調整の値動きに警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・第2四半期GDPが、前年比で市場予想の0.6%と一致し、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0934から1.0871まで下落。本日のアジア時間でも下値を更新し、1.0862まで低下している。週足では、トリプルトップを形成したのちの下降基調となっているため、米国時間での下伸に警戒したいところだ。

本日は、16:00にフィリピン・BSP借入金利、17:00にノルウェー・預金金利、17:30に香港・雇用統計、18:00に欧・貿易収支、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・国債証券取扱高、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。昨年11月以来146円に到達した米ドル円の上値余地を、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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