高値更新をしているスイスフランの上値余地に警戒か

2023.08.08
- 独・消費者物価指数
- 米・貿易収支
前日の米国通貨は、米ドルが対ユーロで行って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0965-1.1014の間で方向感に欠ける展開となった。なおテクニカル面では、ユーロ米ドルは日足75MAと20MAの間で力が拮抗しているため、本日米国時間での指標発表による突発的な値動きに注意したい。
欧州通貨は、昨日発表されたスイス・7月雇用統計にて、季節調整済失業率が、前月の2.0から2.1%に約0.1ポイント悪化したスイスフランが、対円で上昇した。フラン円は161.941から164.064まで急騰。過去最高値を更新した。テクニカル的には、フラン円は上限がないものの、週足RSIが70オーバーからの下降基調に入りつつあるため、念のため日柄調整での下落に警戒したい。
本日は、15:00に独・消費者物価指数、15:30にハンガリー・消費者物価指数と貿易収支、15:45に仏・貿易収支、17:00に台湾・消費者物価指数と貿易収支、チェコ・失業率、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:15に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、21:30に加・国際商品貿易、米・貿易収支、23:00に米・卸売在庫、26:00米・3年債入札がある予定だ。高値更新をしているスイスフランの上値余地に、十分警戒したい。
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