ECB政策金利発表後に動くユーロの値動きを静観か
2023.07.27
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 独・GFK消費者信頼感調査
前日の米国通貨は、FOMCにて市場予想通り0.25%の利上げが行われ、次回9月会合での利上げ終了が示されなかったものの、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.1037から1.1070まで上昇。4時間足20MAを下回っていたが、昨日の上昇により4時間足20MAより上位に躍り出た。RSIも4時間足にて30アンダーから上昇し、51付近で推移しているため、欧州時間でのさらなる上昇に注目したい。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を前に、ユーロが対円で下落している。ユーロ円は155.990から155.145まで下落。本日のアジア時間でも下落し、154.873をタッチした。本日のECBでは0.25%の利上げが予想されているが、予想通りの結果となり、ユーロが上昇するのか、ユーロ円の方向性を慎重に見守りたいところだ。
本日は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、19:00に英・CBI流通取引調査、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期GDP、米・耐久財受注、米・卸売在庫、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。ECBにて政策金利発表後に動くユーロの値動きを、じっくりと見極めたい。
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