ECB議事要旨公表によるユーロの突発的な値動きに警戒か
2023.06.01
- 米・ADP全米雇用報告
- 欧・ECB議事要旨公表
前日の米国通貨は、昨日第1四半期GDPが発表され、前回値の0.0から3.1%に改善した加ドルが、対円で往って来いとなった。加ドル円は102.136から103.000の間で上下動を繰り返し、時間足20MAをまたいでの値動きとなった。本日のアジア時間では加ドル円は上方向を目指しており、102.937を回復している。このまま米国時間に向けて加ドルが対円で強含むのか、慎重に注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・5月CPIが前年比で7.2から6.1%へと大幅低下したユーロが、対円で大きく下落した。ユーロ円は150.082から148.621まで約140pips下落。他のクロス円の中でも、大きな下落となった。欧州のCPIの下落率は大きくなっており、本日のラガルドECB総裁の発言に注目が集まる。ECB議事要旨公表と総裁発言での次回利上げ度を、慎重に見極めたい。
本日は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、スイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・消費者物価指数、欧・失業率、18:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:30に欧・ECB議事要旨公表、21:15に米・ADP全米雇用報告、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・製造業PMI、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。ECB議事要旨公表によるユーロの突発的な値動きに、警戒したい。
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