米CPIにて往って来いとなったポンド米ドルの方向性を注視か

2023.05.11
- 英・ベイリーBOE総裁の発言
- 英・BOE政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、昨日米・4月消費者物価指数の発表が行われ、コア指数が前年比で5.5%となった米ドルが、対ポンドで往って来いとなった。ポンド米ドルは1.2604から1.2679まで約70pips急騰後、上げ幅と同値をすぐに戻した。本日のアジア時間では1.2602付近にて、時間足20MAを跨いでの値動きとなっている。週足では、ポンド米ドルは200SMAまでのバッファがあるため、再び反発するのか、注目したい。
欧州通貨は、ユーロが対円で続落した。ユーロ円は148.669から147.041まで約160pips下落。4時間足20MAが上値抵抗帯となった。テクニカル的には、ユーロ円は日足にてすでに20MAを下抜けており、日足RSIが70タッチからの反落となっているため、欧州時間にて対円でユーロが弱含むのか、方向性を慎重に注視したいところだ。
本日は、16:00にトルコ・経常収支、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE四半期金融政策報告、南ア・製造業生産高、20:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、21:45に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、米・ウォラーFRB理事の発言、26:00に米・30年債入札がある予定だ。米CPIにて往って来いとなったポンド米ドルの方向性を、慎重に注視したい。
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