下落基調となったユーロが回復するのか注目か

2023.05.10
- 米・MBA住宅ローン申請指数
- 米・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・NFIB中小企業楽観指数が市場予想の89.7から低下し89.0となったことで、米ドルが対円でレンジ推移となった。米ドル円は134.733から135.362の間でもみ合い推移となり、時間足20MAを跨いでの方向感に欠ける値動きとなっている。本日の米CPI発表では、前年比で5.0%予想となっているため、結果次第での米ドルの値動きに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された仏・3月貿易収支が前月のマイナス99.04億ユーロからマイナス80.23億ユーロとなったユーロが、対円で下落した。ユーロ円は時間足20MAに上値をレジストされながらの小幅下落となり、アジア時間の現在は148.362付近で推移している。ただ、上位足の4時間足では下値を切り上げる形状のため、欧州時間でユーロが回復するのか、注目したい。
本日は、15:00に独・消費者物価指数、ノルウェー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・住宅建設許可、米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、25:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支がある予定だ。下落基調となったユーロが回復するのか、注目したい。
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