対オセアニアで弱含んでいるユーロの下値余地に警戒か

2023.05.09
- 米・ジェファーソンFRB理事の発言
- 英・ハリファックス住宅価格
前日の米国通貨は、米ドルが対ユーロで若干強含み、ユーロ米ドルが下落した。ユーロ米ドルは1.1053から1.0998まで下落。4時間足75MAを下抜けた。テクニカル的には、ユーロ米ドルは日足RSIが70直下からの下落基調となっている一方、ローソク足は上値を切り上げているダイバージェンスとなっている。週後半に向けて米ドルが対ユーロで強含むのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・2024年実質経済成長率見通しが1.3%となり、前月から下方修正されたことで、ユーロが対オセアニアで下落した。ユーロ豪ドルは1.6351から1.66205まで約140pipps下落。本日のアジア時間でも下落の流れを踏襲している。ユーロ豪ドルは週足にてRSI70タッチからの下落となっているため、対オセアニアでの下落が継続するのか、注目したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支と、欧州時間の19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にメキシコ・消費者物価指数と生産者物価指数、米国時間の21:30に米・ジェファーソンFRB理事の発言、25:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札がある予定だ。対オセアニアで弱含んでいるユーロの下値余地に警戒したい。
過去の相場レポート
2025.06.06
ECB後に上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か
2025.05.30
月足確定直前の通貨強弱の変化に要注意か
2025.05.29
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.05.28
上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.05.27
上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.05.26
上昇したユーロ米ドルの続伸性に注目か