ラガルドECB総裁による発言でのユーロの乱高下に警戒か

2023.05.04
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 欧・ラガルドECB総裁の記者会見
前日の米国通貨は、昨日発表された米・FOMCにて政策金利が市場コンセンサス通り0.25%アップの5.00-5.25%となったことで、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0996から1.1091まで約936pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。ユーロ米ドルは昨日の上昇にて今年高値に迫る値動きとなっており、日足ベースで20MAに下値を支えられているため、米国時間での上昇に注目したい。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を控え、ユーロが対豪ドルで上昇した。ユーロ豪ドルは1.6500から1.6594まで上昇。しかしながら、本日のアジア時間ではユーロが最弱通貨となり、反落している。ユーロ豪ドルは日足にてRSIが70付近でのボックス推移となっているため、指標発表による急落に警戒したいところだ。
本日は、15:00に独・貿易収支、17:30に英・サービス業PMI、英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・貿易収支、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:50に加・マックレムBOC総裁の発言がある予定だ。ECBでのラガルド総裁による発言にて、ユーロが乱高下するのか、値動きに警戒したい。
過去の相場レポート
2025.06.06
ECB後に上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.06.05
ECB政策金利発表にて強弱性が変化するのか注目か
2025.06.04
弱含みから一転上昇した米ドルの指標発表による値動きに警戒か
2025.06.03
最弱となった米ドルが要人発言にて回復するのか注視か
2025.06.02
弱含んだユーロの回復余地に注目か
2025.05.30
月足確定直前の通貨強弱の変化に要注意か
2025.05.29
対米ドルで下落したユーロの回復余地を静観か
2025.05.28
上昇したユーロの上伸性を注視か
2025.05.27
上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.05.26
上昇したユーロ米ドルの続伸性に注目か