43年振り高値となったフラン円の方向性に注目か
2023.05.02
- スイス・製造業PMI
- 米・JOLTS求人
前日の米国通貨は、昨日発表された米・4月PMI購買担当者景気指数が、市場予想の50.4に0.2ポイント届かず50.2となったものの、対円で上昇した。米ドル円は136.134から137.574まで約1.4円上昇。今年3月8日以来の137円台となった。米ドル円は、日足での上昇トレンドライン下限から上限に向けての値動きとなっているため、トレンドライン上限の139円台にタッチする値動きが見られるのか、じっくりと注視したい。
欧州通貨は、対円にてスイスフランが上昇しており、フラン円は153.694をタッチした。フラン円は43年ぶりの高値水準に到達しており、159円の水平線を超えると青天井となる。ただ、日足RSIはすでに70を超過しており75.4となっていることに加え、週足RSIは70付近でのダイバージェンスとなっている。このまま順当にフランが対円で上昇するのか、慎重に判断したいところだ。
本日は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・消費者物価指数、20:20に豪・ロウRBA総裁の発言、23:00に米・製造業受注指数、米・JOLTS求人、翌6:00にNZ・RBNZ金融安定報告書の公表がある予定だ。43年振り高値となったフラン円の方向性を、慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2024.11.25
昨年安値を下抜けたユーロ米ドルの回復性に注目か
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か