欧州が休場の中でのユーロの値動きを静観か

2023.05.01
- 米・建設支出
- 米・製造業PMI
先週末の米国通貨は、米ドルが対円で上昇となり、米ドル円は133.363から136.757まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。先週末に確定した4月月足では、米ドル円は下値を切り上げての下ヒゲ陽線となっている。今週の米FOMCを前に米ドルが対円での上昇を継続させるのか、方向性を慎重に注視したいところだ。
欧州通貨は、先週末4月28日に発表された独・4月消費者物価指数が、前年比で7.2%となり前月の7.4%から低下したユーロが、対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは下限1.0962から上限1.1044の間で方向感を模索する値動きとなり、時間足200SMAを挟んでの乱高下が見られた。日足ベースでは、ユーロ米ドルは20MAに下値をサポートされての値動きとなっているものの、日足RSIが70手前でのダイバージェンスとなっている。月始めのユーロ米ドルの値動きを、慎重に注視したい。
本日は、14:00に印・製造業PMI、日・消費者物価指数、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、24:30に米・6ヶ月ビル入札、27:00にブラジル・貿易収支がある予定だ。欧州が休場の中、ユーロの値動きが活発になるのか、じっくりと静観したい。
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