円安傾向の中で上昇しているユーロの方向性に注目か
2023.04.13
- 加・マックレムBOC総裁の発言
- 英・GDP
前日の米国通貨は、3月消費者物価指数が前年比で5.0%増へと低下したことから、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0911から1.1005まで90pips強上昇。今月高値を更新した。ユーロ米ドルは日足20MAに下値をサポートされる形での上昇トレンドが継続しているため、週末に向けてさらなる伸びが見られるのか、警戒したいところだ。
欧州通貨は、ユーロが対円で小幅に上昇した。ユーロ円は145.786から146.665まで上昇。4時間足RSIが70を超過し75.4に達しての上伸となった。日足ベースでは、ユーロ円は5日続伸となっている一方、日足RSIは70にタッチせず手前の63付近で推移しており、上昇余力を残している。このまま米国時間にかけてユーロが上昇し今年高値を更新するのか、方向性を慎重に静観したい。
本日は、15:00に英・鉱工業生産、英・GDP、英・製造業生産、英・貿易収支、独・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、20:45に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、22:00に加・マックレムBOC総裁の発言、英・ピルMPC委員の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札がある予定だ。円安傾向の中で上昇しているユーロの方向性を、慎重に見極めたい。
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