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円安傾向の中で上昇しているユーロの方向性に注目か

相場レポート

円安傾向の中で上昇しているユーロの方向性に注目か

円安傾向の中で上昇しているユーロの方向性に注目か
本日のポイント
  1. 加・マックレムBOC総裁の発言
  2. 英・GDP

前日の米国通貨は、3月消費者物価指数が前年比で5.0%増へと低下したことから、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0911から1.1005まで90pips強上昇。今月高値を更新した。ユーロ米ドルは日足20MAに下値をサポートされる形での上昇トレンドが継続しているため、週末に向けてさらなる伸びが見られるのか、警戒したいところだ。

欧州通貨は、ユーロが対円で小幅に上昇した。ユーロ円は145.786から146.665まで上昇。4時間足RSIが70を超過し75.4に達しての上伸となった。日足ベースでは、ユーロ円は5日続伸となっている一方、日足RSIは70にタッチせず手前の63付近で推移しており、上昇余力を残している。このまま米国時間にかけてユーロが上昇し今年高値を更新するのか、方向性を慎重に静観したい。

本日は、15:00に英・鉱工業生産、英・GDP、英・製造業生産、英・貿易収支、独・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、20:45に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、22:00に加・マックレムBOC総裁の発言、英・ピルMPC委員の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札がある予定だ。円安傾向の中で上昇しているユーロの方向性を、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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